現代と古代のバース

花壇の花たち


2010年6月25日(金) 第二日目 つづき

ストーンヘンジと共に世界遺産であるバースへやってきた。



   ローマ時代に温泉の町として栄えたことからバースは温泉の語源になったそうで、動画に有るとおり、今でも観光客で賑わっていてどこかリラックスした空気が漂っている。

動画に見える立派な建物はバース・アビーと呼ばれる教会でガイドブックに依れば史上初の統一イングランドの王となったエドガーが、993年に戴冠式を行った由緒あるものだそうだ。どうりで立派だと思った。この教会の西側のファサードには「天国への階段」が彫られているとのこと。(韓国ドラマに似たような題名があったっけ。)しかし、見るとおり横目に見て素通り。
バースライオン ところでこの町のあちらこちらにカラフルな色彩の美しいライオンがデンと構えている。説明が英語なのでよく分からないが異なった作者によるもので、チャリティーのイベントらしく、前年には町中に豚クンが居たようだ。

我々一行はそんな町の中を一路ローマンバスの遺跡に直進である。
何気ない町中の何気ない入り口から入ってゆく。
ストーンヘンジの時と同様、日本語のイヤフォーンを渡され、耳に当てながらコース順に巡って行った。この大浴場 は紀元前1世紀にローマ人が建てたもので、アルプス以北で尤も保存状態が良い遺跡だとのこと。(大浴場をクリックすると遺跡の一部が見られます。)
中には当時のローマ人がこの大浴場を訪れている様子など、当時の服装をした人々が映し出されていたり、CGを使って現在の遺跡から当時を再現させたりして想像がかき立てられる。

添乗員さんの説明に依ると、大浴場には、46,5度の温泉水が一日に100万リットル湧きだしているのだそうだ。2000年前には200万リットルだったそうだ。下の動画は現在の大浴場の底から白い泡粒が浮かび上がって来る様子である。ここの水は温かくないそうだ。別室の源泉は適温のようだ。かえすがえすも、この水に手を触れて来なかったことが悔やまれる。元々は天井がついていたが、崩れ落ちてしまって今は無蓋となっていた。



イギリスには火山が無いのにお湯が出るのは、一万年前の雨が地下に入り、マグマにより暖められて出て来た。ケルト人はそこで礼拝を行い、ローマ人は神殿と浴場を建設した・・・とは添乗員さんの説明である。18世紀以来温泉保養地として発展してきたわけだが、ここの温泉は現在は飲む温泉だそうだ。因みに別府とは姉妹都市になっているとか。 イギリスに居るのにローマ人が作った遺跡が目の前にあり、1000年だの1万年だのと当たり前のように古い話が飛び出してくる。

ミネルヴァ頭部古代を彷徨って最後に出会ったのがこの黄金のミネルヴァであった。知恵・工芸・戦争の女神と言われるミネルヴァに出会ったのは初めてだ。ここで発見された物の中でもピカイチの宝物。ギリシャ神話のアテナと同一視されているそうだ。頭部だけしか無いのが本当に残念。美しい面立ちである。

ローマ時代の浴場跡を経巡りてかがやくミネルヴァの像に出会ひぬ  

バースの観光バス










かれこれ1時間以上廻って歩いたが、もっと時間が欲しいくらいであった。ツアーだから仕方がない。待ち合わせの時間が来て外に出ると町にはカラフルな観光バスがゆっくりと走っていた。

   

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